殴り込み・・・じゃなくて♪ ― 2020/06/06 19:41
母に会いに、病院へ行ってきました。
リオンさんとケアマネさんと妹と、4人でです。
現地集合だったので、妹と二人、
まずは手土産を用意し、母へのお花も買って、
ドキドキしながら病院へ向かいました。
この間の、小さくしぼんだみたいになって、
表情も乏しかった母の姿が浮かびます。
あれから、二週間ちょっと。
今日はどうでしょう…
先日のリオンさんの、
「一緒に言ってやりましょう!」という言葉もよぎります。
殴り込みみたいになってしまうのでしょうか?
でも実際、もし今日もあんな母を見たら、
とんでもないことを言ってしまいそうです。
ひとりひとり面会申請書を書き、
額に水鉄砲みたいなものをかざして、ピピピっと熱を測ってもらいます。
すごい世の中になりました。
撃ち殺されやしないかと、ちょっとドキドキ。
なにしろ、ひそかに殴り込みの気分で、ちょっと後ろ暗いのです。
指示に従って2階へ上がり、
リハビリ室へと続くやたらと広い部屋の前で待っていると、
作業療法士さんに連れられて、やってきました。
母は、今日は私たちを見るなり笑っています!
…心配していたようなことにはなりませんでした。
でもリオンさんは、舌鋒鋭く作業療法士さんを問い詰めてくれて、
おかげでいろんなことが分かりました。
尿路感染では、二週間も寝込んでしまったこと、
その間はリハビリもできず、食欲も落ちて、すっかり弱ってしまったこと…
「ようやく体力が回復してきて、やっと入院時くらいまでに戻りました」と。
ふうむ…そういうことだったのか…
「じゃあ、歩くところを見ていただきましょう」
と、作業療法士さんが歩行器を持ってきてくれました。
母は、少し支えてもらうと自分で立てて、
ゆっくりゆっくり、足を進めます。
手術をした右脚の膝が、内側へ入ってしまうようです。
二歩行ったところで、向きを変えようとしました。
素直にただまっすぐ歩くのではなく、すぐに曲がったりしたがるのも、
いかにも母らしいです。
「座りますか? もうちょっと行けますか? まっすぐ行きましょうね」
さらに一、二歩行ってまた曲がろうとしたら、
「疲れましたか? もういいですよ、座りましょう」
と、座らされてしまいました。
もうちょっと歩きたいんじゃないかな、という感じもしました。
こんなだだっ広いところに私たちしかいないのですから、
曲がりたいだけ曲がらせてあげればいいのに。
本当は、退院前に「家屋診断」というのがあって、
病院から、スムーズに生活できるために何が必要か教えてもらえるのですが、
なにしろこんなご時世なので、よほどのことがない限り、それはしないのだそうです。
…と、いうことは…
こちらの準備さえ整えば、退院できるということです。
やった!
帰り道は、リオンさんが車に乗せてくれました。
「いまは体が冷え切っていますよね…
うちでは夏でも、着いたらまず生姜湿布で温め、足浴で温め、
お帰りの前にもこんにゃく湿布で温めて、飲むのは梅醤番茶です。
全身の血流を良くしておかないと抵抗力も免疫力も弱るし、
おなかを温めておかないから、病気や暑さに負けるんです!」
退院後のRIONさんでのケアの話を聞いていたら、
めちゃくちゃ元気が出てきました。

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