5月25・26日19時から天使館フォルトコースの修了公演があります2017/05/22 15:11

今週の木曜と金曜、19時開演で、

天使館オイリュトミー第4期生のフォルトコース修了公演があります。

二日間、異なるプログラムでの公演です。

 

フォルトコースというのは、

オイリュトミーシューレ(学校)を4年間で卒業した後、

舞台オイリュトミーを中心に学ぶ、2年間のコースです。

 

これまでに、

いくつもの卒業公演や修了公演を観てきましたが、

いつも、「その時にしかない何か」に圧倒されます。

まるで、木々の新芽のように、

後からでは決して観られない、独特の輝きがあるのです。

 

4期のみなさんは、娘がお世話になっていることもあり、

シューレのころからよく知っています。

それぞれに素晴らしい個性を持った、

とても素敵な人たちです。

シューレの卒業公演もフォルトコースの発表会も、

観るたびに感動をもらってきました。

その彼女たちがいま、締めくくりの公演を目指して

まさに文字通り、全身全霊で力いっぱい走っています。

素晴らしい公演になるに違いないと思います。

 

プログラムの詳細は、天使のHPで見られます。

(ペルセパッサの公演情報の下にあります)

一日券は1000円、二日通し券は1800円です。

ご予約はメールで、tenshi_4th_reserve@yahoo.co.jp まで。







その雑草、エディブルにつき2017/05/01 17:40

公演前の一か月は泣く泣くお休みしていた、

「生物多様性ガイド養成講座」への参加を再開しました。

変化の激しい3月に5回も休んでしまったので、

もうついていけないのではないかとも思ったのですが、

受講生仲間のみなさんも温かくフォローしてくださるので

無事に復帰し、毎週楽しく通っています。

 

春の山は、さまざまな花が咲いて木々の芽吹きもたくさんあり、とても楽しかった。最近は新緑がきれいです。

もう一つ、とても新鮮なのが、

食べられる野草について教えていただけること。

先生はもちろん、

受講生の中にも野草料理のお得意な方がいらして、

毎回いろんな野草について教わることができます。

高尾山では草など摘んではいけないのですが、

一歩出れば、

植生がほぼ同じで、摘んでいい場所が随所にあります。

何しろ相手は「雑草」ですから、草むしりしているのと同じ。所有者の許可を得て、広大な原っぱで大手を振って草取りしてきます。

 

いままで「雑草」としか思っていなかったものが、

美味しく食べられることがわかると

見る目も変わってきます。

草むらを見て「おいしそう!」と叫ぶようになったのは、人生初。

先日は、天ぷらにしたらおいしかった「ぎしぎし」を、

自宅の庭に植えようと試みてしまいました。

無事に根付くかどうか、いま様子を見ているところです。

 

もちろん、食べられるかどうか、ということだけで判断するわけではありません。

これまでは何気なく見過ごしていた「雑草」たちが名前を持ちはじめると、そのけなげではかなげな花や葉たちが

このうえもなく可愛らしく、いとおしく感じられ、

世界が豊かになった感じです。

 

ただ、一つだけ、困っていることがあります。

以前から、ドクダミなど「雑草」とされる花が好きで、

庭の草取りがためらわれることがあったのですが、

今ではそれに拍車がかかり、

これまではきれいだと思っていた園芸種の花が、

「ちょっと派手すぎる」とまで感じてしまうのです。

「雑草」を抜いて園芸種の花を植える「ガーデニング」はもう無理。

初夏を目前に、そろそろ草が生い茂り始めるころですが、

このままでは、わが家の庭は「雑草」だらけの草ぼうぼうになりそうです。

 

ニリンソウ。高尾山ではよく群生が見られます。
おいしいそうですが、最近はかなり少なくなっているとのことなので遠慮しています。それに、こんなかわいい花があると可哀想で食べられません。
でも花がないときは、猛毒のトリカブトに似ているので注意が必要です。


「春の狂詩曲」無事に終わりました2017/04/11 16:44

おかげさまで、

先週の火曜日、44日に開催しました

Duo Double 「春の狂詩曲」が無事に終了しました。

 

年度初めの火曜日という悪条件にもかかわらず

たくさんの方にお越しいただけて

本当にありがたいことでした。

 

お運びくださいました皆様、

また、遠くから心を寄せて下さいました皆様、

支えてくださったスタッフ、

すべての方々に、心からお礼申し上げます。

ありがとうございました。

 

当日は、会場もお客様もとても温かい雰囲気で

本当にありがたく思いました。

いまここにあること、舞台に立てていることへの

感謝の思いで、最後まで動くことができました。

 

稽古期間には様々なことがありました。

寝込んだり膝が痛くなったりという肉体的なこともありましたが、一体自分はどうなってしまったのだろうと思うほどの大スランプに陥ったのが一番つらかったです。

 

どうも、

自分がいろいろな面で変化してきているようなのです。

本番の日が近づき、

スランプから脱しようともがいていたころ、

ふっと昔の感じがよみがえることがあり、

普通なら、「お、感覚が戻った、これでいける」

と思うところなのでしょうが、

そうではなくて、

以前の自分のありかたが今の自分とはずいぶん違っていた

ということに驚きました。

変わってしまっているものは仕方ないので、

今の自分でどう動けばいいのか、

さらに手探りが続きました。

 

無事にスランプを脱したのか、

元に戻った部分はあるのか、

新しくなった部分はあるのか、

結局のところはわかりません。

いま言えるのは、

当日は沸き起こる圧倒的な感謝の念とともに動いた、

ということだけです。

 

いずれにしても、手探りは続きます。

おそらく、オイリュトミーをしている限りずっと。

結局は、そういうことなのだと思っています。









春の狂詩曲制作ノート―22017/03/27 20:31

「チラシを見たのですけれど、『オイリュトミー』というのは何ですか?」

というお電話をいただいた。

初めての方にオイリュトミーをご説明するのは難しいのだけれど、なんとかお話しすると、

「実は、チラシの絵に魅了されて、公演を見てみたいと思ったのです」

とのことで、ご予約をいただいた。

こんなこともあるのかとちょっと驚いたが、

とても嬉しかった。

 

「春の狂詩曲」のチラシに使われている絵は、

今回一緒に公演を開催するピアニストご夫妻の、

奥様のお父さまが描かれたものだ。

お宅に伺うとリビングルームに飾ってある、

とても大きな絵。

春の明るさと、深い感情のうねりを持つ狂詩曲の感じと、

両方を併せ持つところがぴったりだと、チラシに使わせていただくことになった。

印刷したらやや色が浅くなってしまって心配したが、

この色でも大丈夫と、ご本人のお許しが出てほっとした。

本物はもっと深い色合いで、とてもパワフルな、素晴らしい絵だ。

 

絵の持つ力、音楽の持つ力、言葉の持つ力、

そして身体の持つ力。

すべてが混然一体となって、

そのどれもが最高に輝くような舞台になってくれたら、と願っている。




「春の狂詩曲」制作ノート―12017/03/21 11:40

先月末から風邪で寝込み、

パソコンを開かない生活がしばらく続いた。

実はまだ、完治したかどうか怪しいのだけれど、

家族の力を借り、今までより少しゆっくり生活することで

稽古をしながら生活が回せるようになっている。

 

と、いうわけで、久しぶりのブログ更新になった。

休んでいる間に、書きたいことがたくさん流れていった。

とても残念だ。

 

 

・・・実はこの「残念だ」は、

春の狂詩曲の中で取り上げたテキストに出てくる言葉だ。

なんということもない、ごく普通の一言だけれど、

このごろ、日常生活の中で折に触れ使いたくなる。

もう一つの「満足している」という言葉とともに、

小さなマイ・ブームになっているようだ。

 

これらの言葉が使われているテキスト「仕事ばんざい」は、13歳で金具職人の徒弟になった少年の日記だ。

第二次大戦直後の、

占領下にあったイタリアで書かれたものなのだが、

菓子パンをもらったことが嬉しそうに書かれていたりはするものの、戦争の傷跡は、日記からはうかがい知れない。

同じ敗戦国なのに、日本と比べるとずいぶんのんびりしている気がして調べたら、ある歴史家の分析で、

イタリアは「負け上手」なのだ、という記述を見つけて唸った。

 

日・独・伊…敗戦の仕方も、戦後の歩みも、ずいぶんと違っている。

気質の違いもある気がするけれど、

国家を動かす人々には、なによりもまず、

「国民を守る」ための手段を、

冷静に、したたかに考えられる人であってほしいものだ。

自分みたいな単細胞にはとうてい務まらないな、

と思いつつ、そんなことを考えた。