「春の狂詩曲」無事に終わりました2017/04/11 16:44

おかげさまで、

先週の火曜日、44日に開催しました

Duo Double 「春の狂詩曲」が無事に終了しました。

 

年度初めの火曜日という悪条件にもかかわらず

たくさんの方にお越しいただけて

本当にありがたいことでした。

 

お運びくださいました皆様、

また、遠くから心を寄せて下さいました皆様、

支えてくださったスタッフ、

すべての方々に、心からお礼申し上げます。

ありがとうございました。

 

当日は、会場もお客様もとても温かい雰囲気で

本当にありがたく思いました。

いまここにあること、舞台に立てていることへの

感謝の思いで、最後まで動くことができました。

 

稽古期間には様々なことがありました。

寝込んだり膝が痛くなったりという肉体的なこともありましたが、一体自分はどうなってしまったのだろうと思うほどの大スランプに陥ったのが一番つらかったです。

 

どうも、

自分がいろいろな面で変化してきているようなのです。

本番の日が近づき、

スランプから脱しようともがいていたころ、

ふっと昔の感じがよみがえることがあり、

普通なら、「お、感覚が戻った、これでいける」

と思うところなのでしょうが、

そうではなくて、

以前の自分のありかたが今の自分とはずいぶん違っていた

ということに驚きました。

変わってしまっているものは仕方ないので、

今の自分でどう動けばいいのか、

さらに手探りが続きました。

 

無事にスランプを脱したのか、

元に戻った部分はあるのか、

新しくなった部分はあるのか、

結局のところはわかりません。

いま言えるのは、

当日は沸き起こる圧倒的な感謝の念とともに動いた、

ということだけです。

 

いずれにしても、手探りは続きます。

おそらく、オイリュトミーをしている限りずっと。

結局は、そういうことなのだと思っています。









春の狂詩曲制作ノート―22017/03/27 20:31

「チラシを見たのですけれど、『オイリュトミー』というのは何ですか?」

というお電話をいただいた。

初めての方にオイリュトミーをご説明するのは難しいのだけれど、なんとかお話しすると、

「実は、チラシの絵に魅了されて、公演を見てみたいと思ったのです」

とのことで、ご予約をいただいた。

こんなこともあるのかとちょっと驚いたが、

とても嬉しかった。

 

「春の狂詩曲」のチラシに使われている絵は、

今回一緒に公演を開催するピアニストご夫妻の、

奥様のお父さまが描かれたものだ。

お宅に伺うとリビングルームに飾ってある、

とても大きな絵。

春の明るさと、深い感情のうねりを持つ狂詩曲の感じと、

両方を併せ持つところがぴったりだと、チラシに使わせていただくことになった。

印刷したらやや色が浅くなってしまって心配したが、

この色でも大丈夫と、ご本人のお許しが出てほっとした。

本物はもっと深い色合いで、とてもパワフルな、素晴らしい絵だ。

 

絵の持つ力、音楽の持つ力、言葉の持つ力、

そして身体の持つ力。

すべてが混然一体となって、

そのどれもが最高に輝くような舞台になってくれたら、と願っている。




「春の狂詩曲」制作ノート―12017/03/21 11:40

先月末から風邪で寝込み、

パソコンを開かない生活がしばらく続いた。

実はまだ、完治したかどうか怪しいのだけれど、

家族の力を借り、今までより少しゆっくり生活することで

稽古をしながら生活が回せるようになっている。

 

と、いうわけで、久しぶりのブログ更新になった。

休んでいる間に、書きたいことがたくさん流れていった。

とても残念だ。

 

 

・・・実はこの「残念だ」は、

春の狂詩曲の中で取り上げたテキストに出てくる言葉だ。

なんということもない、ごく普通の一言だけれど、

このごろ、日常生活の中で折に触れ使いたくなる。

もう一つの「満足している」という言葉とともに、

小さなマイ・ブームになっているようだ。

 

これらの言葉が使われているテキスト「仕事ばんざい」は、13歳で金具職人の徒弟になった少年の日記だ。

第二次大戦直後の、

占領下にあったイタリアで書かれたものなのだが、

菓子パンをもらったことが嬉しそうに書かれていたりはするものの、戦争の傷跡は、日記からはうかがい知れない。

同じ敗戦国なのに、日本と比べるとずいぶんのんびりしている気がして調べたら、ある歴史家の分析で、

イタリアは「負け上手」なのだ、という記述を見つけて唸った。

 

日・独・伊…敗戦の仕方も、戦後の歩みも、ずいぶんと違っている。

気質の違いもある気がするけれど、

国家を動かす人々には、なによりもまず、

「国民を守る」ための手段を、

冷静に、したたかに考えられる人であってほしいものだ。

自分みたいな単細胞にはとうてい務まらないな、

と思いつつ、そんなことを考えた。




クレーシュすみれのオイリュトミーの会2017/02/19 21:34

今日は、「クレーシュすみれ」を初めて訪れました。

温かみのある空間と静かで穏やかな雰囲気のなか

こどもたちとお父さんやお母さんたちにまじって

小さなオイリュトミーの会を観てきたのです。

 

「クレーシュすみれ」というのは、国立にあるシュタイナー教育の幼稚園です。

https://creche-sumire.jimdo.com/クレーシュすみれについて/

自主学校「遊」とは、

生徒のきょうだいが通っていたり、

「遊」のお祭りなどに先生方が参加していらしたりと、

なにかと交流のある園です。

 

オイリュトミーをしていたのは、

山本みちるさんと小松ひろかさん。

いまでもときどき一緒にオイリュトミーをする機会のある、古くからの仲間です。

みちるさんの終始ほんわかとした雰囲気もよかったし、

「背むしの小人」でのひろかさんの小人っぷりが見事で、お話の後、音楽のオイリュトミーに普段の姿で出てくると、「あ~、こんな人だったんだ!」と小さく感嘆の声を上げる男の子もいて、微笑ましかったです。

そういえばこどもたちは、いつもそうだからなのでしょうか、穏やかな雰囲気の中にすっかり溶け込んでいて、

みんな当たり前のように静かにオイリュトミーに見入っていました。

その時はあまりに自然なのでそんなものかと思っていたのですが、後から考えると、一般の幼稚園児のイメージとはだいぶ違うように思います。

小さなこどもでも、穏やかに過ごせる状況さえあれば

あんなに穏やかなのですから、そういう環境を作ってあげることは本当に大切なことなのだと、あらためて思いました。

 

忙しい中あせあせと出かけたのですが、

すっかりいい気分になってほっこりしていたら、終演後も、すぐ前の席でお母さんに抱っこされていた赤ちゃんがとてもいいお顔で笑いかけてくれたり、

可愛らしい男の子が話しかけてくれたりと

いいことがたくさん。

とっても幸せな気持ちで帰ってきました。

         クレーシュすみれの写真。FBから取りました。


Duo Double II「春の狂詩曲」―初めての合わせ稽古2017/02/02 17:04

昨日は、ピアノ演奏との合わせ稽古をしてきました。

これまでにも、依田さんのお宅で、

軽く動いてみながら演奏と合わせることは何度かしたことがあるのですが、

しっかりと広さのある稽古場での合わせは初めて。

生演奏のパワーで、熱い稽古ができました。

 

昨日まではフォルムだけの稽古をしてきました。

ここで一つ区切りがついて、

いよいよ音の動きをつけていきます。

フォルムだけの動きで一度作りあげたものが壊れて、

新しく作り直す感じになりますが、

この工程をきちんと経ないと、

出来上がりが違ってくるように思っています。

 

私は以前、音が乗り始めると

断然自由になった感じがしてご機嫌になっていました。

このごろは、力の流れをフォルムに乗せること自体の気持ちよさを

とても感じるようになっているので、

そのあたりは少し変わってきたかもしれません。

どんな感じになるのか、ちょっと楽しみにしています。

 

2月は短いので、本番まであと2か月ほど。

二人だけだと煮詰まってくることもある時期ですが、

依田さんご夫妻のほんわかした雰囲気に助けられて、

楽しい稽古でした。