小さな発表会2020/02/07 17:38

来週の火曜日、211日の祝日に、小さな発表会をします。

第一回は去年の15日でした。今年は二回目の開催です。

(いきさつなどは去年のブログに書いています)

 合同発表会ですので、

初めに、ソルフェージュを学んでいる子どもたちの

パフォーマンスや笛の演奏などがあって、去年はとても和やかな幕開けでした。今年も楽しみです。

ライアーを学んでいる方々の演奏には今年も、私たちも7弦でちょっぴり加わらせていただきます。

とっても素敵な、お話の語りとライアーを愉しんだあとは、いよいよオイリュトミーの発表。

音楽は、繊細なライアーの音にふさわしい身体を作ろうとお稽古してきました。

言葉の発表も、

風に揺れる木々の詩にはライアーの伴奏がついて、部屋の中に様々な風が吹きます。

「トゥーレの王」の発表では前と後とに笛とライアーの演奏があって、

遠い昔の王さまの世界へ、すーっと誘われるようです。

今年は他に、私も参加して言葉のトリオをすることになりました。「これはまさに、ライアーのことでしょう!」という、素敵な詩があるのです。

 

最後には、ご夫妻の連弾で私たちもオイリュトミーをします。今年は、ドヴォルザークの「スラヴ舞曲」から最終曲を選びました。

 

 

何を目標にするでもなく、

お稽古をすることそのものを楽しみながら、

積み重ねてきた日々。

発表会をするとなると、ちょっぴり意識が変わります。

そうしてふと客観的に感じてみると、

去年とは全く違っている自分がいたりもします。

その変化を味わいながら、

発表自体を一つの通過点として折りこみながら、

純粋に楽しめたらいいな、と思っています。




                昨年の発表会の様子です

うさぎ一家、集結!2020/02/17 11:22

昨年の11月初めに、アルコ・ムジカの発表会を観ました。

宮沢賢治の「貝の火」を中心に据えた会で、

出演者の一人一人が、

見事に役にはまって輝いていたのが印象的でした。

舞台から流れてくる「オイリュトミーをする喜び」に

共振して深く心を動かされ、

とても幸せな気持ちになりました。

 

アルコ・ムジカは、オイリュトミストの松山由紀さんが

ずっと指導してこられた方々を一つに結集したグループです。松山由紀さんは、私たちがオイリュトミーと出会った時の恩師で、アルコ・ムジカには、その頃一緒にお稽古していた「野のばら」のメンバーも加わっています。

やはりメンバーの一人だった親友が亡くなった時には、

追悼の会に加わらせてもらったこともありました

 

その「貝の火」が、67日に再演されることになったと

由紀先生からご連絡がありました。

ところがメンバーに異動があり、

主人公であるうさぎの子どもホモイの、お父さん役の方が

出られなくなってしまったそうなのです。

それで、代役を頼めないだろうか、と。

劇場で観た、知的で穏やかな優しさを湛え、でも強さも持った「うさぎのお父さん」は、

鮮やかに印象に残っています。

私にできるだろうか? え、「お父さん」? 男役?…

一瞬よぎった不安を、

「あの人たちと一緒にオイリュトミーができる!」という喜びが押し流しました。

由紀先生のもとでオイリュトミーができるのも、20年以上ぶりのことです。

 

1月中に2回、由紀先生から言葉のフォルムを伝えていただき、先日は初めて全員が集まるお稽古で、いろんな人との関係性と、「お父さん」の動く音楽のフォルムとを把握しました。

そして今週末。午後からの全体練習を控え、午前中はうさぎ一家が集まっての特訓です。

息子(!)の「ホモイ」さんからは、音楽の録音を送ってもらうなど既にたくさんサポートして頂いており、

先日の稽古では、妻である(!)「お母さん」の温かいサポートに助けられました。

一家の集結する金曜日が、とても楽しみです。




                   昨年のチラシです