地域通貨「てんぐ」 ― 2016/08/01 17:33
修験道の御山、高尾山。
麓では、天狗さまがキャラクターとして愛されています。
JR高尾駅のホームには天狗のお面の石像がどど~んとあって夜はライトアップもされていますし、
高尾山やその周辺では、
お土産物からラーメンにいたるまで、天狗○○と名付けられたものがたくさん売られています。
一番驚いたのは、高尾山口駅行きのバス。
降車ボタンが押されるたびに、
ブォーンと野太い音が鳴り響くのです。
いったい何ごとかと不思議に思いながら聞いていて、
いよいよ自分が押す直前に、
ほら貝の音(を模したもの?)らしいと気付いたときには笑ってしまいました。
そんな土地柄ですから、
地域通貨が「てんぐ」だ、と知った時にはにんまりとしました。
国分寺にも「ぶんじ」という地域通貨があって興味はあったのですが、結局関わらないままに越してしまい、
以前から藤野の「よろず」の話を聞き、最近ビオ市で「ゆーる」にも触れて
うらやましく思っていたところだったので、
いつもの引っ込み思案にちょっと活を入れ、
「てんぐ」のオフ会というのに行ってみました。
参加者のみなさんは優しくて温かく、
それぞれに個性的で魅力的な方ばかり。
ご家族も含め、障がいのある方々や高齢者の介護に携わっていらしたり、福島や熊本の被災者支援にも積極的に関わってこられた様子です。
オフ会では、参加者が増えてきたからこそ浮上した問題についても話し合いがされていて、
その過程も結論も、そもそものスタンスにも好感が持てました。
さっそく仲間入りさせてもらったら、
なんだかとっても楽しそうで嬉しくなってきました。
ひょっとしたらそのうち、
天狗さまの神通力にもあやかれるかもしれません。
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