J-waveで石井ゆかりさんの声を聞きました!2011/02/18 13:59

赤い花と白くて背の高い花


今日、J-waveで石井ゆかりさんのお話が放送されるというので、とても楽しみにしていました。石井ゆかりさんは、星占いのサイト「筋トレ」を主宰しているライターさんです。

 

2年ほど前になるでしょうか、友人から「筋トレ」のことを教わりました。

読んでみるととても面白く、何よりその文体に惹かれて、星占いの本はもとより、星占いに関係のない本も買い求めました。占いという神秘的なものを扱っているのですが、彼女のものの考え方はとても地に足がついているので、信頼が持てる感じがするのです。

 

学生時代、星占いに凝っていた時期がありましたが、あるとき、占いに一喜一憂している自分の愚かさに気づいてからは、あまり見ないようになっていました。でも、たとえば潮の干満を見ればはっきりとわかるように、私たちは、さまざまに影響し合っている宇宙の力と共に生きています。筋トレに出会ったのはそれを意識するようになった頃でした。運の善し悪しなんて簡単に言い切れるようなものではないのに、そういう読み方をしていた自分の方がおかしかったのです。彼女の言葉を読むと、そこのところが、きちんとわきまえられていることがわかります。

 

実は、昨年の11月中旬から12月にかけて、立て続けに何度も熱を出したりひどく転んで腕を怪我したりした時期がありました。ちょうど、3月3日の公演の告知をした途端だったので、ちょっと暗澹としました。いまさら公演を先延ばしにすることはできないのに、なんだかだと合わせて1カ月近くも寝込んでしまったので、筋力はすっかり衰えてしまいましたし、体力も、ここ数年経験したことがなかったほど落ち込み、腕も痛くて、12月いっぱいはまともに動かせないほどでした。

 

寝込んでいる間にいろいろと心境の変化があり、そのこと自体はとても大切ないいことだったので、深いところで「きっと大丈夫」と思っている自分もいましたが、表面的な状況を見れば、かなり深刻な事態です。

そんなときに私を勇気づけてくれたのが、「筋トレ」の言葉でした。いまは進もうにも進めなくて焦りを覚えるかもしれないが、年が明ければ事態は変わって、この遅れは必ず取り戻せる、と書かれていたのです。

 

そして今月の占い。

いま、公演を前に稽古を重ねているのですが、追い求めるイメージははっきりしているのに自分の踊りがかけ離れているので、焦りを覚える日々です。そんなところにゆかりさんから届いた今月のメッセージは、

自分はだめだと感じているのは高いところを目指しているからで、いまは決して悪い時期ではない。焦らずに進みなさい、というものでした。

 

からからの喉に注ぎ込まれた清水のように、にくいほどぴたりと急所にはまって、必要としていた言葉が届きました。公演までもう二週間たらず、この占いを何度も自分に言い聞かせながら、残りの日々を精一杯駆け抜けようと思います。