えっ、英語で授業を? ― 2017/11/03 17:59
先月のある日、自主学校「遊」の、オイリュトミー担当のお母さんから電話がかかってきました。
「新しく、3名の児童が入学しました。5年生が2名と1年生1名です。そのうちの2名はシアトルのシュタイナー学校と幼稚園に通っていた姉弟で、日本語が全くわかりません」
え?!
数日後には授業があります。
全部英語にしなければ・・・!
とりあえず、これまで日本語でやってきたものを英訳し、
いくつか、日本人の子どもたちにも楽しめそうな英語で動くフォルムを準備し、
お祈りの英訳を探して覚え、授業に臨みました。
なんとかうまくいき、ほっと一安心。
三人とも、とっても素敵なこどもたちでしたし、
もとからいるこどもたちの、受け入れ態勢もばっちり! さすが遊です。
私の中にはいつも、
「のんびりしたいよー」という気持ちと、「いろいろやるのって楽しい!」という気持ち、
どちらもあるのですが、
どうも、今は流れがスパルタ系のようです。
読み込もうと思いながら忙しさにかまけて本棚で眠っていた、英語で書かれた人智学やオイリュトミーの参考書を引っぱりだし…
何語でも、シュタイナーの文献を読むと、やっぱりわくわくします。
さび付いていた英語とがっつりかかわる、これまたわくわくする時間をもらって、
これは間違いなく、喜ぶべき事態!
(四つの気質、私はけっこうまんべんなく持っているように思うのですが、こういうときはやっぱり、基本の胆汁質が出るようです)
遊には英語の先生が二名いらして、こどもたちはずっと英語を学んできているので、彼らにとっては実践で使いこなす大チャンスです。
ネイティブのお友達と毎日一緒に過ごしていたら、こどもたちの英語力はどれだけ飛躍的にアップするでしょう。
追い抜かされないように頑張らなくては!
新しいスタート、そして第2ラウンドの始まり ― 2017/09/13 11:11
日曜日は三鷹で
ライアーとオイリュトミーによる個人ワークショップをしてきました。
せっかくライアーと一緒にするのであれば、
「ライアーとオイリュトミーでなければできないこと」
がやりたいと探ってきて、
やっと手ごたえのあるプログラムができ、
新しいスタートをきることができました。
わくわく感とともに臨んだプログラムではありましたが、
ワークショップは一期一会の真剣勝負。本当にうまくいくかどうかはやってみなければわかりません。
実は、思ったより緊張していたようでした。
ほっとして、しみじみ嬉しくなったので、
帰りに高尾駅の一言堂に寄って
黒豆コーヒーと高尾ポテトで慎ましく祝杯を挙げ、
川沿いをゆっくり歩いて帰ってきました。
(高尾には、本当に豊かな時間がながれています)
大海に一滴のしずくを落とすような、
ほんの小さな営為ではありますが、
こういうときは、宇宙の仕事ができたような気がして
一人で悦に入ります。
夏休みが終わり、季節は一気に秋。
嬉しいスタートでした。
そして昨日は、自主学校「遊」の二学期最初の授業。
背が伸びて、ひとまわり大きくなったこどもたちと再会し、いよいよ第二ラウンドの始まりです。
めちゃくちゃ可愛くて、一筋縄ではいかないこどもたち。
手綱はゆるめに、でもしっかり握っています。
昨日は、今後につながる布石をいくつか打ってきました。
今学期も楽しそうです!
一歩・・・ ― 2017/07/11 20:53
今日も暑い一日でした。
普段ならなるべく歩かない真昼の時間帯に、
線路沿いの、日陰のない一本道をとことこ。
道端の花にふと目を留めた瞬間、
身体の中を涼風が吹き抜ける。
小さな花が、生きる力を少し分けてくれたような。
そのまま足を運んでいると、
突然妙なことに感心してしまった。
足を一歩踏み出すごとに、一歩分前進している!
帰り道、また同じ道をとことこ。
今度は、
ずっと前を歩くおばあさんの姿に感動してしまった。
一歩、一歩。
いつもは、当たり前だと思っていること…
でも、
なんだか、不思議だった。
人間って、すごいなぁ。
ブログの内容とは関係ありません。。。
クレーシュすみれのオイリュトミーの会 ― 2017/02/19 21:34
今日は、「クレーシュすみれ」を初めて訪れました。
温かみのある空間と静かで穏やかな雰囲気のなか
こどもたちとお父さんやお母さんたちにまじって
小さなオイリュトミーの会を観てきたのです。
「クレーシュすみれ」というのは、国立にあるシュタイナー教育の幼稚園です。
https://creche-sumire.jimdo.com/クレーシュすみれについて/
自主学校「遊」とは、
生徒のきょうだいが通っていたり、
「遊」のお祭りなどに先生方が参加していらしたりと、
なにかと交流のある園です。
オイリュトミーをしていたのは、
山本みちるさんと小松ひろかさん。
いまでもときどき一緒にオイリュトミーをする機会のある、古くからの仲間です。
みちるさんの終始ほんわかとした雰囲気もよかったし、
「背むしの小人」でのひろかさんの小人っぷりが見事で、お話の後、音楽のオイリュトミーに普段の姿で出てくると、「あ~、こんな人だったんだ!」と小さく感嘆の声を上げる男の子もいて、微笑ましかったです。
そういえばこどもたちは、いつもそうだからなのでしょうか、穏やかな雰囲気の中にすっかり溶け込んでいて、
みんな当たり前のように静かにオイリュトミーに見入っていました。
その時はあまりに自然なのでそんなものかと思っていたのですが、後から考えると、一般の幼稚園児のイメージとはだいぶ違うように思います。
小さなこどもでも、穏やかに過ごせる状況さえあれば
あんなに穏やかなのですから、そういう環境を作ってあげることは本当に大切なことなのだと、あらためて思いました。
忙しい中あせあせと出かけたのですが、
すっかりいい気分になってほっこりしていたら、終演後も、すぐ前の席でお母さんに抱っこされていた赤ちゃんがとてもいいお顔で笑いかけてくれたり、
可愛らしい男の子が話しかけてくれたりと
いいことがたくさん。
とっても幸せな気持ちで帰ってきました。
「遊まつり」→グルテンフリーのカフェ ― 2016/12/04 20:09
今日は、夫と一緒に「遊まつり」へ行ってきました。
どんぐりを支払ってこどもたちの作ったゲームで遊び、手作りの景品をもらったり、
「とろる」で父母手作りの可愛いブローチやオーナメントを入手したり、
おいしくて安全な手作りのあれこれを食べ…
もちろん、こどもたちの歌う校歌も聴きました。
小さな空き缶で(ふうふう吹いて!)薪を燃やしてお味噌汁を温めるとか、大きな空き缶で棒に巻き付けた天然酵母パンを焼くなどのアイデアも楽しかったし、
遊びに来た幼児たちがけっこう本格的に木工をやらせてもらって、すごく集中している姿にまず驚き、
椅子や踏み台としても小さなテーブルとしても使えるような、立派な作品ができていたことにまた驚きました。
3月に遊を卒業していった生徒たちの近況を知ることもできました。それぞれ元気に頑張っているようです(一人は本人にも会えました!)。
三鷹でやっている幼児オイリュトミークラスのこどもたちも(もちろんお母さんと)来ていて、思い思いにのびのびと楽しんでいたのが嬉しかったし、オイリュトミー仲間の親子にも(二組!)会えて、目いっぱい楽しみました。
帰りには、国立駅の近くのグルテンフリーのカフェにも寄ってきました。
私は今年に入ってからグルテンフリーを続けているのですが、そのきっかけは、3月に遊を卒業していったRちゃんなのです。
女子のわりにとても口数の少ない人なのですが、
グルテンフリーの話になったとたん、立て板に水…。
パン大好き、パスタ大好きだった私もしっかり説得されて、しぶしぶ始めてみました。
すると、年中できて困っていた口内炎が、できなくなったのです。嬉しくなって、すっかり小麦粉をやめました。
食生活は激変したものの、工夫をすればさほど大変なことでもないし、
ときにはパンや洋菓子が恋しくなることもありますが、
やはり、食べると如実に現れる口内炎の痛みには代えがたく、どうしてもの時以外は小麦粉関係のものをほとんど口にしなくなりました。
今日、「遊まつり」の「卒業生のカフェ」で働いていたRちゃんのお姉さんにその話をすると、
国立の富士見通りにあるグルテンフリーのカフェ&ケーキ屋さん「CAFE LUCCA」を教えてくれたのです。
グルテンフリーをしているとケーキは食べられませんから、大喜びで早速行ってきました。
久しぶりにがっつりと食べた米粉のケーキには、代替品という風情は微塵もなく、小麦粉のケーキよりずっといいくらい、ものすごくおいしかったです。
楽しくておいしくて、幸せいっぱいの一日でした。
(楽しみ過ぎて写真を撮るのを忘れました!)
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