5月2日の夜、「白十字オイリュトミーアーベント」で踊ります2015/04/25 17:50


次の土曜日、天使館主催の

「白十字オイリュトミーアーベント」に出演します。

場所は、国立大学通りの

「白十字」というカフェ&ケーキ屋さんです。

2011(4月、12)2012年(5月)と出演させていただいて、私たちがここで踊るのは4回目となります。

とても雰囲気のいい場所で、いろんな思い出があります。

 

出演は、浅見裕子、CORVUS(定方まこと、鯨井謙太郒)、阪本和子、塩月伊作、田中美代子、谷合ひろみ、Lands and Skies (尾崎行輝・梓)(五十音順)。

3月の末、「もとまちプラザまつり」で踊ったプログラムに、谷合ひろみさんが踊られるバッハ/グノー作曲の「アヴェ・マリア」と、夫が踊るカッチーニ作曲の「アヴェ・マリア」の2曲が加わり、ますます見ごたえのあるプログラムとなりました。

前回と同じ作品も、場所が変わるのでフォルム等が改変されていますし、ひと月たって作品が深まっているので、印象がまったく違うのではないかと思います。

お時間がおありでしたら、ぜひお運びください。

 

日時:2015年5月2日 19時開演(18:30開場)

場所:洋菓子喫茶「白十字」

   JR中央線 国立駅南口より、
   正面の大学通り右側を直進、すぐ。

 料金:2,500円(ケーキと、コーヒーまたは紅茶つき)

 予約:私たち(Lands and Skies 尾崎)または、

   直接天使館(042-316-3508)へお申込みください。

※お席に限りがありますので、ご予約の上ご来場下さい。




29日日曜日の12:55「もとまちプラザまつり」で踊ります2015/03/27 12:31

今度の日曜日(明後日です!)、お昼の1255分から、

地元の公的施設「もとまちプラザ」で踊ります。

無料です。

直前のご案内で申し訳ありません。

 

「もとまちプラザ」(国分寺市西元町3丁目18-12)は、

大銀杏やたくさんの美しい桜で知られている「七重塔跡」や、認定NPO法人 冒険遊び場の会が運営する

「国分寺市プレイステーション」のすぐ前にあります。

名前がよく似ているのですが、国分寺街道沿いにある

「さわやかプラザもとまち」とは別の施設です。

 

以前は私たちもこのすぐ近くに住んでいました。

国分寺らしい、とても素敵なところです。

 

プラザの地図や祭りの詳細については、

こちらをクリックしてご覧ください。

いろんな団体による、面白そうな出し物がずらっと並んでいます。体験ができるものもいくつもあるので、楽しんでいただけるのではないかと思います。

 

オイリュトミーは、お昼休みのすぐあと、

1255分から140分までです。

多彩なメンバーによるプログラムで、

私たちは、ドビュッシーの「夢」を踊ります。

昨年の同じ日に開催した「ここにいるよ」でもやった

ですが、フォルムもすべて作り直し、

まったく別の作品になっています。

12時55分という半端な時間の開始なのが、なんだか笑えます。直前まで30分のお昼休みで、私たちは、プログラムの最初が出番になりそうですので、

ぜひ、お早目ににお越しください!



              去年、七重塔跡に咲いていた桜です。

ゴール。そして、スタート。2015/01/17 16:16


昨日、一昨日と、

オイリュトミーシューレ天使館第4期生の

卒業公演がありました。

 

先生をはじめ、スタッフや諸先輩、

たくさんの方々のお世話になり

たくさんの方々にお越しいただき

全ての力が結集して成り立った、

とてもいい卒業公演でした。

父母の一人として、心から感謝しています。

 

本番に至るまでの4期生たちの頑張りは、

すごいものでした。

見事に結実していたと思います。

感動をもらい、力をもらいました。

たくさん学ばせても もらいました。

素晴らしい人たちです。

彼女たちと濃密な4年間を過ごせた娘は、

本当に幸せだったと思います。

 

そして何よりも、

この4年間、導き、支えてくださった

笠井叡先生、禮示先生、久子さんに、

とても感謝しています。

深く、大きなお心遣いを、たくさんいただきました。

 

 

公演には、

さまざまな時期にお世話になった、

いろんな方がいらしてくださいました。

見守ってくださるあたたかいお気持ちが、

とてもありがたかったです。

「あんなにちっちゃかったのにねぇ!」と

たくさんの方から声をかけていただき、

いろいろなことを思い出しました。

思えば、私たちが初めてシュタイナーを知ったのは、

娘の幼稚園でのことでした。

オイリュトミーと出会って人生が大きく変わり、

いろいろと苦労もかけましたが、

それなりに、たくましく育っているようです。

 

さてこれから、どう歩み始めるのでしょうか。

協力は惜しみませんが、何をどうするにしても、

彼女は彼女で、自分自身の道を歩んでいくでしょう。

そのことは、信頼できる感じがしています。


         お花もたくさん頂戴しました。ありがとうございました!

オイリュトミーシューレ天使館 第4期生卒業公演「水火の国」2015/01/11 11:41

今週の木曜日、金曜日は、

いよいよ第4期生たちの卒業公演です。

実は、第4期では娘がお世話になっており、私たちも、

なんと卒業生の父母ということになります。

 

思えば4年前、娘がシューレへの入学を志願し、許可をいただいたのは、私たちの初めての主催公演で朗誦をしてもらったあとのことでした。

震災直後の不安の中から始まったシューレ生活。

毎日目からうろこが落ちるような、

刺激的な学びの日々であるばかりでなく、

激しい時代の変わり目に

天使館という大きな覆いの下で庇護を受けながら過ごせたことは、得難い幸せだったと思います。

本当にいい仲間に恵まれ、

濃密な4年間が過ごせたようです。

 

 

作家の処女作がそうであるように、

卒業公演というのは、特別な魅力を放つものです。

初めて自分で作った作品の中には、その人のエッセンスが凝縮されているものですし、

木々の新芽のように、

後からでは絶対に出せない独特の輝きを持っています。

各日4時間ずつにもなるそれぞれ別のプログラムを、

二日間かけて踊りきるという、最後の大きな関門に、

彼女たちがおおしく果敢に挑んでいる姿を垣間見て、

きっと素晴らしい公演になるだろうと思っています。

深い感動がもらえることを、今から楽しみにしています。

 

 

1月15日(木)、16日(金)夕方5時の開演(会場は4時30分)です。

※各日のプログラムは異なります。詳細は天使館ホームページをご覧ください。

JR西国分寺駅南口前の、国分寺市立いずみホールにて。

全席自由 各日とも前売り1,000円、当日券1,200

         二日通し券1,800

※チケットのご用命は、私たちへご連絡をいただいても可能です。






無事帰国しましたーhayasasurahime出演報告2014/11/02 11:58

先日、メキシコより無事に帰国しました。グアナファトで開催された、セルバンティーノ国際芸術祭の招聘作品「速佐須良姫(hayasasurahime)」(笠井叡作・演出・出演)にオイリュトミストとして出演のため、十日間の旅でした。(帰国後の慌ただしさに、ブログへのアップがすっかり遅くなってしまいました)

 

セルバンティーノ国際芸術祭は、40年以上も続いている中南米最大の芸術祭です。今年は、メキシコと日本との国交400年(伊達政宗の使節が訪れたのが400年前だそうです)を記念して、日本が特別招待国とのことで、大きく漢字で「和」と書かれた垂れ幕が、トンネルの入り口など町のいろんなところに掲げられており、劇場にも、日本の風景写真を背景に鳥居のレプリカが置かれていました。

非常に歓待していただいて、滞在中はとても快適に過ごしました。コーディネーターのSさんを始め、現地スタッフの方々に感謝しています。

 

富士山の五合目くらいという高地のため酸素が薄く、激しく動くと息が切れます。舞台そでに酸素吸入器を設置しての公演というのも初めての経験でした。

高速道路の事故渋滞のため照明機材の到着が大幅に遅れたうえ、予定通りの機材が届かなかったりもして、照明スタッフさんはとても大変だったようです。そのため、本番前日の関係者に観ていただくゲネがなくなって、現地のニュースにはリハーサル風景が放映され、なんと、マスクやトレパン姿のダンサーたちが…その映像が、さっそくYou Tubeにアップされていたと知って驚きました。今検索してみたところ、現地でのニュースにも何チャンネルかあったようで、いくつかのバージョンがあります。中には照明作りのために衣装を着ている映像もあり、場当たりだったためみんな全力で動いてはいないので、まさか、あれが本気だと思われたりはしなかったか、ちょっと心配だったりもします。

 

 

本番は二日間あったのですが、どちらも1500名もの方々がお越しくださっての大入り(1200名を越えると「大入り」とみなされるそうです)で、始まる前の、期待感を含んだくつろいだ雰囲気が、始まった瞬間に一瞬にして深い静寂にさっと変わったこと、最後までものすごい集中力で観て、喜んでくださったことに感激しました。翌日、帰る前にグアナファトの市外見物をしたときには、たくさんの方々から「みましたよ!素晴らしかった!」と(思われるスペイン語や英語で)声をかけたり手を振っていただいたりしたのも、いかにもフェスティバルという感じでうれしかったです。緑の髪の女性ダンサーさんたちは、あちこちで記念写真を撮られていました。中でも嬉しかったのは、レストランで食事をしていたら、開いている窓の外から(後で、わざわざ言いに来てくださったということがわかりました)欧米人の女性が「オイリュトミー(eurythmyと英語で発音されました)、素敵でした!」と言ってくださったこと。とても驚き、感激しました。

 

オイリュトミー勢は、前回(2012年、大駱駝艦さんとの東京公演)は私たち二期生が最古参だったのですが、今回は一期の卒業生も二名加わり、ますます厚みを増した感がありました。何期にもまたがって交流ができて、修学旅行的な楽しさもあり、いろいろと勉強にもなって、とても幸せな経験でした。

 

メキシコの方々は人懐っこくて明るく、英語は大体通じるのですが、片言のスペイン語で挨拶すると、とても嬉しそうに笑ってくれます。平均年齢もすごく若く(私の聞き違いでなければ二十代前半)、こどもたちがたくさんいる成長する活力に満ちたお国柄で、スペイン語を勉強してくればよかったと何度も思いました。最後の日にはテオティワカンの壮大な遺跡も見学でき、メキシコがすっかり好きになって帰ってきました。

 

うまく言葉にはならないのですが、メキシコに行って、ダンサーさんたちの踊りも自分たちのオイリュトミーも、何かが大きく変わったのを感じました。踊りは生きているものなので、何度稽古や本番があってももちろん毎回違うのですが、それ以上に、土地の力、そこにいる人々の力で本当にどんどん変わっていき、何度踊っても、どこまでもさらに深くなっていく、大きな体験をさせていただきました。メキシコのグアナファトという地で、「速佐須良姫(hayasasurahime)」という深い意味のある舞台に参加させていただけたことは、とても大きな喜びです。



          グアナファト。革命記念像前の丘から市街を臨む。
     この写真では遠くに少ししか見えないけれど、家々がカラフルで、
     とても可愛らしかった。


                  準備中の劇場。