ドクダミ愛2017/06/05 13:46

ドクダミが好きです。

ほの暗い場所を覆いつくす深い緑の中に
小さな白い花のくっきりと浮かび上がる姿が、

とても美しいと思うのです。

マンションに住んでいたときは、ちょうど花が咲くころに業者さんが入って刈られてしまうことが多く、

いつも残念な思いをしていました。

こんな花が、どうして目の敵にされるのでしょう。

 

高尾に来たら、

家への通路に八重のドクダミが咲いていて驚きました。

普通のドクダミも大好きなのですが、

これはまた、ちょっと高貴な感じがするほどきれいです。

 

ドクダミにはいろんな薬効があり、

花の時期の葉が一番いいというので

今年は頑張ってみようと、昨日刈ってみました。

来年も咲いてほしいので、もちろん根は残します。

花も一緒に取れてしまうので、

きれいに群生しているところは手を付けずに残し、

はずれモノたちだけをもらってきました。

それでも結構あります。

 

ドクダミエキスも魅力的だけれど、

長崎で被爆しながら元気で長生きされている方が、

毎日ドクダミのお茶を飲んでいると伺ったので、

お茶にしてもいいと思っています。

でも、毎日飲みたいなら

全部刈っても足りないかもしれず

ドクダミの咲いている庭が好きなので、

ちょっと困りました。



        庭の片隅に、いろんなものにまじって咲く普通のドクダミ

        八重のドクダミ。群生の中から一部をアップにしてみました。
        葉も美しい。

ムクドリの巣立ち2017/05/29 20:02

いつの間にかムクドリが巣を作っていました。

私の部屋のすぐ外の、軒下でしょうか、ベランダからは見えない場所です。

日が昇ると、親鳥が餌を運ぶ度に雛たちが元気いっぱいに大きな声を上げるので、

5時ごろからその声で起こされます。

娘の部屋も近く、公演前で少しでも眠らせてあげたい時期だったので困ったのですが、

ひなが育っているのですから仕方ありません。

 

それだけならまだしも、

ある朝、一羽のひなが巣から天井裏側へ落ちて、

天井裏の、私の部屋の上あたりを駆け回る、という事件がありました。

初めのうちは、ときどき転んだりもする足音が可愛くて笑っていたのですが、だんだんじっと休憩する時間が増え、心配になってきました。

巣へは、おそらく高さがあって、天井裏側から自力で戻ることはできないのでしょう。

しかたないので、仕事に出かける前の娘に、天井裏へ登ってもらいました。

(いつもなら私がやるところでしたが、ちょっと前に自転車で転んであちこちが痛く、天井裏に上る元気はありませんでした)

 

野生の生き物は、人間のにおいが移ると親が育児放棄をすることもあるそうなので、

においが移らないように手袋をして、

呼びかけると、ひなはまだ恐れを知らないので自分から近づいてきて、わりと簡単に保護することができました。

手に包まれると、ひなはほっとしたのかうとうとしはじめ、天井裏側からは巣が見えなかったので、娘はしばし途方にくれていましたが、

巣のひなたちが小さく声を出したので、その声から位置の目安をつけました。

屋根の梁にあったごく小さなすきまに、ひなを乗せた手を差し入れ、降りやすいように角度をつけて促すと、本人ならぬ本鳥が、意を決したのかふと手をはなれ、気配から、うまく巣に入ったようだったのでほっとしました。

その日は一日、ムクドリの様子に気をつけていましたが、特に異常が無いようだったので安心しました。

 

ひなが天井裏にいる間、親鳥は外から声をかけていたようで、ひなの行くところ行くところ、親の声も移動していました。

思いはあっても、鳥の身では助けることもできず、

辛かったのではないでしょうか。

他人事(他鳥事?)とは思えませんでした。

 

その翌々日、今度は親鳥が別の空気穴から入ろうとして引っかかったようで、

バサバサと羽ばたくたびに壁土の落ちる音がしました。

こちらは、娘が覗いたときにはすでに、無事に通り抜けたのか天井裏を飛び回っており、大丈夫そうだったのでそのまま降りてきたら、自力で脱出していきました。

それからは、また何かあった時のために、

いつでも天井裏へ上がれるよう、荷物を出して天袋をからにしておきました。

 

 

ここ二、三日、ときどきバサバサと聞いたことのないような羽音がするので、

巣立ちが近いのかな、と思っていたら、

今朝はひなたちの声がせず、

とつぜん静かな朝が戻ってきました。

別に、ファンファーレが鳴ると思っていたわけでもないのですが、あまりに静かな巣立ちでした。

元気にやっていってほしいものです。






その雑草、エディブルにつき2017/05/01 17:40

公演前の一か月は泣く泣くお休みしていた、

「生物多様性ガイド養成講座」への参加を再開しました。

変化の激しい3月に5回も休んでしまったので、

もうついていけないのではないかとも思ったのですが、

受講生仲間のみなさんも温かくフォローしてくださるので

無事に復帰し、毎週楽しく通っています。

 

春の山は、さまざまな花が咲いて木々の芽吹きもたくさんあり、とても楽しかった。最近は新緑がきれいです。

もう一つ、とても新鮮なのが、

食べられる野草について教えていただけること。

先生はもちろん、

受講生の中にも野草料理のお得意な方がいらして、

毎回いろんな野草について教わることができます。

高尾山では草など摘んではいけないのですが、

一歩出れば、

植生がほぼ同じで、摘んでいい場所が随所にあります。

何しろ相手は「雑草」ですから、草むしりしているのと同じ。所有者の許可を得て、広大な原っぱで大手を振って草取りしてきます。

 

いままで「雑草」としか思っていなかったものが、

美味しく食べられることがわかると

見る目も変わってきます。

草むらを見て「おいしそう!」と叫ぶようになったのは、人生初。

先日は、天ぷらにしたらおいしかった「ぎしぎし」を、

自宅の庭に植えようと試みてしまいました。

無事に根付くかどうか、いま様子を見ているところです。

 

もちろん、食べられるかどうか、ということだけで判断するわけではありません。

これまでは何気なく見過ごしていた「雑草」たちが名前を持ちはじめると、そのけなげではかなげな花や葉たちが

このうえもなく可愛らしく、いとおしく感じられ、

世界が豊かになった感じです。

 

ただ、一つだけ、困っていることがあります。

以前から、ドクダミなど「雑草」とされる花が好きで、

庭の草取りがためらわれることがあったのですが、

今ではそれに拍車がかかり、

これまではきれいだと思っていた園芸種の花が、

「ちょっと派手すぎる」とまで感じてしまうのです。

「雑草」を抜いて園芸種の花を植える「ガーデニング」はもう無理。

初夏を目前に、そろそろ草が生い茂り始めるころですが、

このままでは、わが家の庭は「雑草」だらけの草ぼうぼうになりそうです。

 

ニリンソウ。高尾山ではよく群生が見られます。
おいしいそうですが、最近はかなり少なくなっているとのことなので遠慮しています。それに、こんなかわいい花があると可哀想で食べられません。
でも花がないときは、猛毒のトリカブトに似ているので注意が必要です。


やっぱりオイリュトミー2017/01/04 18:06

あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願い申し上げます

 

みなさま、どんなお正月を過ごされたでしょうか。

 

ここ高尾は、穏やかなお正月でした。

元日は、今年も御陵へ行ってきました。

いつ行っても、清浄な気の流れる素敵なところです。

混み過ぎないし、

川を渡って気持ちよくお散歩しながら行けるので

まったりと過ごすお正月にはぴったりです。

今年は、脚が不自由になってきた母のために、

入り口の事務所で車いすを貸していただきました。

私たちの様子を見た通りすがりの方が、

車いすが借りられると声をかけてくださって、

とても助かりました。

人の温かさに和みます。

 

 

脚といえば、昨年の暮れから、私も少し脚の付け根が痛くて、平らなところではほとんど痛まないので普段は何ということもないのに、階段を上るときには、痛いし力が入らなくて、手すりにすがったりしていました。

4月のはじめに公演を控えていますので、

いろいろと手は尽くしてみたのですがはかばかしくなく、

ちょっと困ったなぁ、と思いながら年を越して、

年明け、様子を見ながら稽古で動いてみました。

初めのうちは、この動きだと痛いのだな、と確認しながら、少し小さく動いて調子を見ます。

元気な筋肉が頼りになって、ありがたさが身に染みます。

最後のほうは難しい曲になり、夢中になっていたのですが

ときどきチラッと傷むほかは案外大丈夫で、

傷まない動きのコツがわかったのかな、などと思いながら稽古を終えました。

 

稽古後、部屋へ戻ろうと階段を上ってびっくり!

脚はつかれているのに、

痛みがほとんど無くなって手すりなしでも上れたのです。

なんだか、キツネにつままれたような気分でした。

そういえば一昨年、引越しで無理をして腰が痛くなった時にも、ワークショップで基本的な動きをしたら治ったことがありました。

力仕事の不自然な動きでできてしまった身体の歪みが取れたせいだろうと思っています。

今回も、外傷もなく突然傷み始めたのですから、やはり身体の歪みが原因だったのでしょうか。

 

やっぱりオイリュトミーってすごい…

と思ったり、

オイリュトミーの神さまから、

「稽古しなさいよ」と言われたような気がしたり。

 

 

なにはともあれ、

「自分にはやっぱりオイリュトミーなのだ」

と再確認して一年を始められたのは、嬉しいことでした。

 

 

                               御陵にて



            今年は玄関にも庭の花を活けてみました

「カリンバ」のワークショップ2016/11/30 20:13

ある方から頂いて、カリンバという楽器を持っています。

アフリカの楽器で、親指ではじいて弾くので親指オルガンともいうようです。

風情が大好きなので玄関に飾っています。

正しい弾き方はわからないながら、音も魅力的なので、

通りすがりにときどき指ではじいたりしていました。

そのカリンバのワークショップがあるというので、

弾き方を覚えたいと思って夫と一緒に受講してきました。

 

残念ながら、ワークショップで使われていたのは日本製のもので、響き方が違うので、うちのものと一緒に弾くことはできませんでした。

でも、雨の音のようなやさしい音色がとても素敵で、

きれいに調整されているので、

みんなで合わせることができます。

倍音が出ているので、人によって違う音が聴こえているはずだと聞いて、ちょっとドキドキしました

音の出る金属の部分にビーズやコイルのようなものを乗せてあるので、微かにカシャカシャという響きが混じります。それが、赤ちゃんが胎内で聞く音に似ているのだそうです。

独特の音階で、シュタイナー教育で使うペンタトニックとはまた異なるのですが、どういう順番で響かせても味があるし、重ねても音が不協にならない「不正解のない世界」であるところは同じです。

みんなで一緒に奏でるとそれはそれは素敵で、

アフリカの音楽はたいていそうですが、だんだんうっとりしてきます。

相手がどう弾くかはわからないながら、響き合いを意識しながらいろいろ仕掛けてみたりもして、「グルーヴしているときのミュージシャンって、こんな気分なのかもしれない…」などと、ちょっと思ってしまいました。

音楽の原点に触れたような、とても素敵な体験でした。

                  我が家のカリンバ