夢への道筋 ② ― 2020/05/29 20:10
(続きです)
「おうち時間」のあいだ、いろんな動画を観ながら、考えていました。
いまはどういう状況で、自分はどうすればいいのか。
一番心配していたのが、食糧難です。日本の食料自給率は、大変低いのです。
食料の形で入ってくるものだけでなく、
国内で生産している野菜の肥料などや牧畜の飼料のことも考え合わせると、
それはもう、恐ろしいほど。
ウイルスや、今後やってくるといわれている世界恐慌のせいで、
もしそれらの輸入が止まったら…
でも…
ある方が言っていました。
ピンチこそ、チャンスなのだ、と。
肥料が入ってこなくなっても、
有機農法や自然農法に取り組んでいる農家の方々は日本中にいらっしゃいます。
それに日本にはいま、生ごみや雑草(と呼ばれている草)を土に入れることで、
2か月もすれば、肥料なしで豊かな野菜が育つ土にできるノウハウもあるのです。
土の中の微生物を大切にするので「菌ちゃん野菜」と呼ばれているのですが、
虫も来ないので、農薬もいらないそうです。
しかも、菌ちゃん野菜を食べている子供たちは体温も免疫力もはっきりと上がり、
腸内環境が整って、気持ち的にも落ち着いているというのです。
なんだかワクワクしてきます。
次に心配なのが乳製品やお肉です。
養鶏や養豚のことはちょっとわからないのですが、
合成された餌ではなく牧草を食べて育った牛の出す乳(や肉)は、
一般的なものよりもおいしくて、はるかに体にやさしいのだそうです。
国内では、そういうものが増えるのではないでしょうか。
輸出元の国でも、飼料に回されていた穀物を人間が食べれば、食糧難が解決できるそうです。
実をいうとこれは、もう一つの大きな心配事とも深く絡んでいます。
「私たちが牛をたくさん食べることが、温暖化の大きな原因になっている。後戻りが不可能になる臨界点はもう目前で、あと数か月で何とかしなければならない危機に瀕しているのだ」
という話を聞いたのが今年の初め。ちょっと絶望的な気分になっていたのです。
でも、今回しばらく経済活動が止まったことで、状況はかなり変わったでしょう。
さらにこれから、肉の消費量が減れば…!
まさに、ピンチがチャンスに変えられるかもしれない…
そう思ったとき、私はすっかり興奮してしまいました。
でも、いずれも育つのを待たなくてはなりませんから、
それまでにこちらが飢え死にしてしまったら元も子もありません。
ここからは③で。
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