ドキドキしています ― 2019/07/16 11:21
大好きだったのに、
引越してなかなか行く機会がなくなった本屋さん。
たまたま近くへ行ったので立ち寄ってみました。
平積みの本を見ていると、心惹かれる装丁の文庫本が。
手に取って少し読んでみたら、なんだか変わっていて面白そうです。
気晴らしがしたくて喫茶店にでも入ろうかと思っていたのですが、その本を買ったらすっかり嬉しくなって、そのまま寄り道せずに帰ってきました。
「あずかりやさん」という変わったお店を舞台にした連作短編で、一篇ごとに語り手が変わります。
その、語り手の選び方がユニークなのです。
夢中になってあっという間に全部読み終え、
思い切り後悔しました。
一日に一篇ずつと決めて、
ゆっくり味わって読めばよかった。
でも調べてみると、その本自体もシリーズの3冊目ですし、同じ著者の作品は他にも何冊も出ていて、なかには人気のシリーズものもあるようでした。
栃木の「うさぎや」という本屋さんから人気が出てベストセラーになったそうで、あの魅力的な装丁も、その「うさぎや」さんが企画した特別カバーなのだそうです。
面白い本屋さんがあるのですね。ぜひ行ってみたいです。
ネットを見ると、
あらすじが書いてあったりもしてしまいます。
私は、何も知らずに読み始められて良かったと思います。
自分だけでそっと浸っていたい、そんな世界です。
さっそく、同じシリーズの2冊はもちろん他の本も、
ネットで大人買いしました。
届くのが待ち遠しくて、
ちょっと恋でもしているような気分です。
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