ハチの巣未遂事件 ― 2018/04/26 20:48
どうも最近蜂を見かけることが多いと思ったら、
ベランダに、蜂の巣が作られ始めていました。
小さな小さな巣(の作りかけ)があって、そこにずっと、一匹の蜂が張り付くようにしていました。
アシナガバチです。
アシナガバチは、空気がきれいで周囲に花などの豊富にあるところにしか巣を作りませんから、環境がいいかどうかの指標とされる生物の一つです。
選んでいただいて大変光栄ではあるのですが、なにぶんにも、洗濯ものを干すときに何度もすぐ近くを通る場所です。いくら穏やかな性格の蜂でも、子育てで苛立つ秋ごろには、洗濯干しがまたまた命がけになってしまいます。
(以前、大雪の後に屋根から氷の塊が落ちてきたことがあり、当たったら本当に死にかねない事態でした。今回はそこまでではないですが、とても痛いうえに、アナフィラキシーで死ぬこともあるそうです)
蜂を殺すのは嫌なので、いなくなった隙に巣を払い落そうとちょくちょく見ていましたが、いつ見ても張り付いているのです。巣作り中の女王蜂は、何日も飲まず食わずなのでしょうか。
数日見張っていて、ようやくいない瞬間があったので、やっと払い落しました。
ところが翌日、懲りずにまた、すぐ隣に作りはじめたのです。
見張ることさらに数日。また、ちょっといなくなった隙に払い落し、調べておいた蜂の嫌う臭いの一つ、ハッカ油を撒いておきました。
今度は無事に戻ってこなくなりましたが、ときどきその場所を確認するのが癖になって、つい見るたびに、じーっとしがみついていた女王蜂の姿が目に浮かんで、胸が痛みます。身を削って作っている感じが、その姿から伝わってきていました。
あんな思いをして作ったのに、二度も払い落されて。
申し訳ない気がします。
三度目は、どこかで無事に作れていることを祈っています。
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