格闘中です2017/10/04 21:47

今日は、音楽オイリュトミーのワークショップのために、フォルムを作っています。

その日の課題のために曲を選び、

その曲の特徴を十全に感じられるフォルムを作るために、楽譜を読みながら聴きこみます。

いま取り組んでいるのは、

ベートーヴェンの月光、第一楽章。

 

山で植物と出会う時に、

普通に見ても美しいとは思うのですが、ルーペでつぶさに観ると、大きな感動に打たれることがあります。

自然の妙は筆舌に尽くしがたいほどで、

肉眼ではわからないような小さなところまで、実に見事にできているのです。

 

オイリュトミーのフォルムを作るときにも、似たようなことが起こります。

普通に聴いているときにももちろん感動しているのですが、フォルムにしようと思って聴くと、

その曲の魅力が、細かいところまでひときわ際立って聴こえてきます。

そして、繰り返し聴き、楽譜でもたどると、

「なんて美しいんだろう!」「なぁんて、うまくできているんだろう!」と、

圧倒的な感動に捕えられるのです。

今も、出だしの30秒足らずで既に、あまりの見事さに何度聴いてもうっとりと、完全ノックアウトされています。

 

曲によっては、「これしかない!」と思えるようなフォルムがスラスラとできてしまうこともあるのですが、今回の相手はなにしろベートーヴェン、それも月光です。

この見事さを、無理なく身体全体で感じてもらえるようなシンプルなフォルムに写し取りたい…と思うと、ハードルはかなり高いです。

でも、だからこそ、さんざん悩んだ挙句にごくシンプルな形がすうっとやってきて、それが曲にぴったりだったりすると、その喜びは何にも代えがたいです。

結局のところ、

素晴らしい曲に圧倒されながらのたうちまわっている

この生みの苦しみの時間が、実はかなり好きだったりするのです。

 




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