原点回帰の一日2017/08/02 18:09

728日は、卒業したオイリュトミー学校の、第5期生の発表会でした。

3学年一学期、初めてシュライヤーをつけての発表です。

朝のクラスは朝に、夜のクラスは夜に、

それぞれ3時間ずつ。

以前は近くに住んでいたので、徒歩や自転車で簡単に往復できましたが、いまは片道一時間近くかかります。

早起きして家事をすませ、午後一旦戻って夕飯を作り、

さまざまなやりくり算段をして、両方ともみてきました。

 

発表は素晴らしかったです。

シュライヤーを付け始めたばかりとはとても思えない堂々とした姿を見て、

自分たちの時には、なんだかシュライヤーが可哀想だったな、と、懐かしいような可笑しいような。

 

あの、特別な空間で過ごした特別な日々が原点となって

今の自分があります。

そのことの有難さを、思い出させてもらいました。

心だったり身体だったり毎日どこかが痛くて、

でもとても幸せだった日々。

たとえどんな時でも、オイリュトミーのこととなると、

とたんに身体の底から力が湧いてくるような、あの感じ。

全身全霊で言葉や音楽の世界に浸りきる姿を目の当たりにし、身体を通してその世界がこちらへ流れてくる感覚に触れることもできて、

もっともっと、どこまでも深くオイリュトミーが知りたい

と思いました。

 

ときどき原点に戻れる機会があるのは、

ありがたいことです。

当時からの仲間たちに何人か会えたのも嬉しかったし、

何よりも、その場所に脈々と流れる「今」を感じ、素晴らしいと思えたことが、大きな喜びでした。




   こんな衣装もありましたっけ。十数年も昔,ペルセパッサの公演での写真です。