その雑草、エディブルにつき2017/05/01 17:40

公演前の一か月は泣く泣くお休みしていた、

「生物多様性ガイド養成講座」への参加を再開しました。

変化の激しい3月に5回も休んでしまったので、

もうついていけないのではないかとも思ったのですが、

受講生仲間のみなさんも温かくフォローしてくださるので

無事に復帰し、毎週楽しく通っています。

 

春の山は、さまざまな花が咲いて木々の芽吹きもたくさんあり、とても楽しかった。最近は新緑がきれいです。

もう一つ、とても新鮮なのが、

食べられる野草について教えていただけること。

先生はもちろん、

受講生の中にも野草料理のお得意な方がいらして、

毎回いろんな野草について教わることができます。

高尾山では草など摘んではいけないのですが、

一歩出れば、

植生がほぼ同じで、摘んでいい場所が随所にあります。

何しろ相手は「雑草」ですから、草むしりしているのと同じ。所有者の許可を得て、広大な原っぱで大手を振って草取りしてきます。

 

いままで「雑草」としか思っていなかったものが、

美味しく食べられることがわかると

見る目も変わってきます。

草むらを見て「おいしそう!」と叫ぶようになったのは、人生初。

先日は、天ぷらにしたらおいしかった「ぎしぎし」を、

自宅の庭に植えようと試みてしまいました。

無事に根付くかどうか、いま様子を見ているところです。

 

もちろん、食べられるかどうか、ということだけで判断するわけではありません。

これまでは何気なく見過ごしていた「雑草」たちが名前を持ちはじめると、そのけなげではかなげな花や葉たちが

このうえもなく可愛らしく、いとおしく感じられ、

世界が豊かになった感じです。

 

ただ、一つだけ、困っていることがあります。

以前から、ドクダミなど「雑草」とされる花が好きで、

庭の草取りがためらわれることがあったのですが、

今ではそれに拍車がかかり、

これまではきれいだと思っていた園芸種の花が、

「ちょっと派手すぎる」とまで感じてしまうのです。

「雑草」を抜いて園芸種の花を植える「ガーデニング」はもう無理。

初夏を目前に、そろそろ草が生い茂り始めるころですが、

このままでは、わが家の庭は「雑草」だらけの草ぼうぼうになりそうです。

 

ニリンソウ。高尾山ではよく群生が見られます。
おいしいそうですが、最近はかなり少なくなっているとのことなので遠慮しています。それに、こんなかわいい花があると可哀想で食べられません。
でも花がないときは、猛毒のトリカブトに似ているので注意が必要です。


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