「カリンバ」のワークショップ ― 2016/11/30 20:13
ある方から頂いて、カリンバという楽器を持っています。
アフリカの楽器で、親指ではじいて弾くので親指オルガンともいうようです。
風情が大好きなので玄関に飾っています。
正しい弾き方はわからないながら、音も魅力的なので、
通りすがりにときどき指ではじいたりしていました。
そのカリンバのワークショップがあるというので、
弾き方を覚えたいと思って夫と一緒に受講してきました。
残念ながら、ワークショップで使われていたのは日本製のもので、響き方が違うので、うちのものと一緒に弾くことはできませんでした。
でも、雨の音のようなやさしい音色がとても素敵で、
きれいに調整されているので、
みんなで合わせることができます。
倍音が出ているので、人によって違う音が聴こえているはずだと聞いて、ちょっとドキドキしました。
音の出る金属の部分にビーズやコイルのようなものを乗せてあるので、微かにカシャカシャという響きが混じります。それが、赤ちゃんが胎内で聞く音に似ているのだそうです。
独特の音階で、シュタイナー教育で使うペンタトニックとはまた異なるのですが、どういう順番で響かせても味があるし、重ねても音が不協にならない「不正解のない世界」であるところは同じです。
みんなで一緒に奏でるとそれはそれは素敵で、
アフリカの音楽はたいていそうですが、だんだんうっとりしてきます。
相手がどう弾くかはわからないながら、響き合いを意識しながらいろいろ仕掛けてみたりもして、「グルーヴしているときのミュージシャンって、こんな気分なのかもしれない…」などと、ちょっと思ってしまいました。
音楽の原点に触れたような、とても素敵な体験でした。
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