BEAD ART Vol.9 発売です2014/04/02 11:24

誌面リニューアル! 
 Bead Art9号が4月4日に発売されます。
今号は1冊まるごと「ウェディング」特集です。
錚々たるビーズ・ジュエリー作家たちの、
個性が光る素晴らしい作品が集まりました。
ウェディングのジュエリー選びになくてはならない1冊となっています。
 
 新連載も目白押しです。
 どれも、日本にいながらにして世界の最先端を感じられる連載ばかり。
 
 新しくなったBead Artを、どうぞゆっくりとお楽しみください。
 
 ■ご購入・詳細は下記をご覧ください。
 ↓
 http://www.bead-art-kobe.com/product/4262
 
 ◆特集 ウェディング
 32名の作家の作品(&レシピ)
 清水ヨウコ/加山忠則/日柳佐貴子/yoko/ビージェイ・スミレ/堤祥子/楓由香/余合ナオミ/松本麻紀子/芝裕子/三木千賀子/下島優子/緑川紀久子/大江晴子/Kiyoko/ハヤシリエコ/山本智世/桑野八重子/小沼美紀/さめじまたかこ/青木美穂/及川和恵/せいのまりこ/佐相めぐみ/荒木晴美/東じゅん/木坂牧子/原田純子/村田秀子/熊原史子/瀬戸口花代子/和田牧子(敬称略)



初心者オイリュトミー講座あいうえおいりゅとみーは5日1時半からです2014/04/03 15:40


明後日、5日(土)午後1時30分より、

(開始時間が先月までより30分早まっています。ご注意ください!)

初心者向けのオイリュトミーワークショップ

「あいうえおいりゅとみー」 があります。

今月から、基礎にじっくり時間がかけられるようになりました。

最後の一時間は音楽のオイリュトミーです。

気が上へ向かって伸びる春 
心身のバランスを取って

心地良く過ごせるように考えたプログラムとなっています。

 

☆日時:4月5日(土)午後1時30分から4時30分
☆場所:国分寺市立いずみホール 練習室
☆参加費:2000
☆服装:動きやすい服でどうぞ。
 フレアースカートなどでも可能です。汗をかいた時のた
 めに着替えがあると安心です。
 靴は、専用の底の薄いシューズがあるのですが、滑りにくくて
できるだけ床を感じやすいものであれば大丈夫です。
 サイズが合えば、安くお分けすることもできます。

 運動の苦手な方でも大丈夫です
 初めての方も もっと深めたい方も
 お気軽にご連絡ください

  

お申込み、お問い合わせは、
メールかお電話で Lands and Skies 尾崎まで

場所や今後の予定などの詳細については、

 ホームページ

講座・ワークショップのご案内でご覧ください。





世紀の没落―ヴィスワヴァ・シンボルスカ2014/04/15 15:07

一昨日、
先日の公演(ここにいるよ)を観に来てくれた、
大切な友人と、会ってきました。
公演を観たあとすぐに、
金子光晴さんや石垣りんさんの詩集を読み返したといって とても素敵な手紙をくれたのですが、
この日は、石内都さんの「ひろしま」という写真集の中にあった詩を、 書き写してきてくれました。
ポーランドの偉大な詩人で、ノーベル賞も受賞している
ヴィスワヴァ・シンボルスカという人の詩です。

 

 

世紀の没落

            ヴィスワヴァ・シンボルスカ  
            つかだみちこ訳 
         

われわれの二十世紀は、前世紀より

よい時代であるべきであった

歳月人を待たずのたとえのように

年をとれば、歩みもおぼつかなくなり

息も短くなる

 

あまりにも多くの

起こるべきでないことが起きてしまった

そして、きたるべきことは

やってはこなかった

 

とりわけ 春や 幸せに向かって

歩み続けるべきであった

 

恐怖は、山や谷から去っていくはずであった

虚偽より早く真実は

目的に向かって突き進むはずであった

 

不幸な災害のいくつかは

起こらないはずであった

たとえば戦争

そして飢餓などの

 

備えのない無防備というものが

尊ばれるべきであった

 

だれがこの成し遂げることのできない

課題の前で動きのとれなくなってしまった

世界を寿ぐ(ことほぐ)ことを望んだのか

 

愚鈍さは 滑稽なことではない

賢明さということは 楽しいことではない

 

希望

これはもう、あの若い少女のものではない

残念なことに

 

神は 善良で たくましい人間を

信じるべきであった

しかし善良とか たくましいということは

これは依然としてまだ一人の人間にのぞむべきこと

ではない

 

どのように生きるべきか―手紙でだれかが訊いてきた

この同じ問いを

だれに投げかけたらよいというのか

 

今まで書いてきたように

またいつもと同じことではあるが

どう生きるのかという素朴な質問以上に

緊急な問いかけというものはない


(引用ここまで)

Wikipedia
などで調べたところ、(写真もありました)
ヴィスワヴァ・シンボルスカという人は、とても素敵な女性のようでした。
もっと読みたくなって、
「シンボルスカ詩集」と「終わりと始まり」を

買ってみました。届くのが楽しみです。

 





幼児のための言葉の時間「おいしいことば」2014/04/18 21:03

国分寺駅の南口を出てすぐ左、
府中駅行のバス乗り場を通りすぎると、

わりとすぐに、左側に降りる階段があります。

コンクリートでできていて、上から見ると、
何ということもない古びた階段に見えるのですが、

降りて行くと、そこはちょっと素敵な一角で、

とびっきりおいしいケーキ屋さんがあったり、

素敵なアンティークのお店があったりします。

 

その、秘密の階段を降りてすぐ左に、

小人の家のような、かわいい木の扉があります。

ちょっぴり重たいその扉を、引いてみて下さい。

そこが、おはなしの世界への入り口

絵本とおはなしのみせ「おばあさんの知恵袋」です。

 

 

今月からそこで、

月一回のこどものための言葉の時間、
「おいしいことば」を始めます。

 

日本の手遊びやわらべうた、リズム遊び、詩などを、

からだも使って楽しむひとときです。

お子さんと 保護者の方
お二人ペアでいらしてください。

シュタイナー教育の考え方を背景にしながら
日本のこどもたちに
素敵な日本語とたくさん出会ってほしい
そうして
おうちでも毎日楽しんでほしい
と思っています。

※詳細はこちらでご覧下さい。




こどものための言葉の時間「おいしいことば」 22014/04/20 17:34

思い返すと、

「こどものためのことばの時間」は、

今の私にいたる道の、原点になっています。

 

私がシュタイナーの人智学と出会ったのは、

娘の通った幼稚園でのことでした。

まず最初に知ったのはシュタイナー教育です。

何かもっと、こどもたちがいきいきできる教育法は無いものだろうかと、ずっと思っていた私は、これだ!ついにみつけた!と思いました。

そこで、園長先生に教えていただきながら、
熱心なお母さんたちと、
シュタイナー教育と、そのもとになっている人智学とを学び始めました。月一回のオイリュトミークラスに通い始めたのも、その幼稚園でのことです。娘が卒園してからも、あちらこちらへ足を運びながら、学びはずっと続きました。

 

娘が4年生になったころ、その幼稚園の園長先生が、
小学生が放課後に集ってさまざまな経験のできる場を

始められることになりました。

本が大好きで、翻訳などもやっていたことのある私は、

そこで週に一度、「ことばの時間」を担当させていただきました。

それは、とても素敵な体験でした。

素晴らしいこどもたちで、
「いつかこうなったらいいな」と思っていたことを、
軽々とやってのけてくれたりもしました。

 

でも、言葉の世界へ深く分け入ろうとすればするほど、私の中では「もっと確かなものに基づいて子どもたちに向い合いたい」という気持ちがつのっていきました。どうしてもオイリュトミーが必要だ!という思いが切実になっていったころ、天使館で、四年制のオイリュトミスト養成学校が新しく生徒募集を始めたことを知ったのです。

 

夢中でオイリュトミーを学び続けて、

ふと気付くと、15年以上が経っていました。

そしていま、こどもたちのために

新たな「ことばの時間」を立ち上げようとしています。

ぐるっと回ってもう一度、

でも、全く新たな始まりの地点にたどり着いたという、

不思議な感慨があります。

 

詳細はこちらです

こちらのブログもご覧下さい