Bead Art 2号発売! ― 2012/07/04 11:23
私が編集に参画していますBead Art Vol.2が、
6月末に発売されました。
今回の巻頭特集は、
「タティング・ビーズジュエリー」のビージェイ・スミレさんです。
タティングは、とても繊細なレース編みの技法です。
現代でも多くの方に愛されていますが、
歴史のあるもので、貴族のご婦人がたに愛好され、
小さなシャトルがあれば編めるので、
馬車のなかで編むことがはやったとか。
タティング・ビーズジュエリーは、
そのタティングに
小さなビーズを編み込んで作るビーズジュエリーですが、
シンプルに作ればとても可憐なものが出来ますし、
作り込めば、本物だけが持つオーラを放って、
高級感あふれるゴージャスなジュエリーになります。
荒木孝子さん、山中恵さん、aYaさんの、
素敵な作品とインタビューは必見です。
「Beads Inspiration」のコーナーでは、
楓由香さんのパステルカラーの作品が美しく印象的でした。
楓さんの創作の源がわかる、興味深い記事です。
そして。
今号から、新しく連載が始まりました。
ウタ・オーノさんの「日本の職人技を借りて」です。
今回は江戸風鈴をとりあげています。
日本の伝統美を追求した「江戸風鈴」と、
ビーズとのコラボレーションが素晴らしいです。
「揺れる・光る・透けるは、人の心をとらえる三種の神器といってもいいでしょう。風鈴は、この3つが兼ね備わった優秀美です。これほど美しいものには、暮らしの中で、常に目に触れるところにあって欲しいと思うのです。」
というウタ・オーノさんの言葉、とても説得力がありました。
ミリアム・ハスケルのページでは、
アンサイン時代の作品を取り上げています。
一般的なイメージとはちょっと異なる、
新しい魅力をご紹介出来たと思っています。
自分が関わっていないところも読みましたが、
大勢の作家さんたちがそれぞれ
素晴らしい作品を紹介しており、
楽しくてためになる読みものあり、技法の解説ページあり、
今号も、こんな雑誌が可能なのかと驚くほど、
充実した内容です。
是非ご覧いただければ嬉しいです。
下記のサイトと連絡先で発売中です。
ジュンク堂さんでもお求めになれます。
E-mail: jbs@bead-society.com
http://www.bead-art-kobe.com/
KOBEとんぼ玉ミュージアム TEL:078-331-0884
表紙は、荒木孝子さんの作品です
こちらは、山中恵さんの作品
ウタ・オーノさんと日本の伝統美との饗宴
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