The Long Goodbye ― 2012/02/01 22:20
行輝です。
先日、従弟が事故で亡くなりました。
スキーをしていて雪崩に巻き込まれたのです。
彼とは子ども時代から親しい仲でしたし、
突然のことで、とても驚きました。
取るものもとりあえず帰省し、通夜に出て、
その夜はずっと遺体のそばで線香を守っていました。
彼は教師をしていたので、教え子がたくさん弔問にきてくれましたが、
最近教えていた生徒はもちろん、
すでに学校を卒業している方たちも駆けつけてくれ、
通夜が終わった後、夜遅くになってからも、
やっと仕事が終わったので、と次々に弔問の方々が訪れて、
その方々から、
彼が、勉強だけでなく、就職やその他いろんな問題で、
とても親身に一人一人の生徒に向き合って、相談に乗っていたことを聞きました。
翌日の葬儀会場も、生前にご縁のあった方々の他に、
彼が教えた多くの生徒さんたちと、
訃報を聞いて全国から駆けつけてきてくれたスキー仲間で、
あふれんばかりでした。
お一人お一人にご挨拶しているとき、
彼の死を心底から悼んでくれている気持ちが、そのまま私の心に伝わり
悲しみと共に、深い感動のようなものを感じました。
お互い社会人になってからは、会うこともあまりなくなっていましたが、
彼がとても誠実に生徒たちに向かっていたこと、
ユーモアのある授業に定評があったこと、
スキー仲間のみなさんたちにも頼りにされていたことなどを聞き、
彼の優しさや、とても面白い奴だったことをあらためて思い出しました。
自分の心から好きなことを精一杯やり、人生を楽しんで生きてきた彼と、
優しく、誠実に仕事をしてきた彼が、そこにいました。
短い一生でしたが、「生きることを全うしたのだな」と切に感じ、
自分も見習いたいものだと思って、
悲しい気持ちと共に、
生きる力をもらったようにも思っています。
お疲れさま。
また、いつか会おう。
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