アイカワさん ありがとうございました ― 2011/11/21 17:59
先日ここでもご紹介しました、
「オッケー! John‘s アイカワ祭」が無事に終了しました。
2日間に渡り開催されたフェスタは立ち見がでるほどの盛況で、
両日とも、4時間にも及んだ舞台には実に多彩な方々が登場しましたが、
祭りの名にふさわしい自由な雰囲気の中で、
出演者も観客も入れ替わり立ち替わりしながら、
本当にこの場にいることを楽しんでいる人々の思いに劇場中がすっぽりと包まれているような、
とてもあたたかな、希有な空間が現出していました。
こんなにもたくさんの、こんなにも多種多様な人々が、
アイカワさんへの思いでつながっていることに驚き、
アイカワさんは本当にいろんな方に信頼され、愛されていたのだということを、
一つ一つ作品を観ていくうちにしみじみと実感しました。
ジャンルが違い、手法が違い、表現方法や方向性が違っても、
どの人も、アイカワさんと刺激しあい、共に作品を創ってきた仲間なのです。
最後に挨拶をされた、奥様の相川千里さんは、
今でもときどき、アイカワさんが、どこか遠くの街の小さな劇場で、
舞台を作っているような気がする、と、おっしゃっていました。
本当にそうなのかもしれない、と、思ってしまいました。
配られた小冊子で引用されていたアイカワさんの言葉が素晴らしかったので、
ここでも引用させてもらいます。
東洋の端、日本から世界に発信するB級ダンスは決して国内で固まっているコンテンポラリーでもなく、切り口がまったく個人的な、しかも何億光年も化石のなかで輝きを放っている世に出ていない原石である。世の動向とは別に、辛抱強く、本人がその輝きを少しでも感じ、信じて踊るなら、腐らずに一緒に創造(破壊)しよう。
アイカワマサアキ
素晴らしい場を創り上げて下さった実行委員の皆様に、心から感謝しています。
そして、
アイカワさん、本当に、ありがとうございました。
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