あれから8カ月です ― 2011/11/11 12:32
昨日ツイッターで、被災された高校生が問いかけていました。
みなさんの心の中に、あの時の想いは残っていますか?と。
もちろん、忘れていません。
あの日から、全てが変わってしまいました。
あの津波は、私の一部をも、どこかへ持ち去りました。
胸の一部が欠けてしまった感覚は、いまも生々しくあります。
オイリュトミーシューレで
「民族身体」のことは教わっていましたが、
日本という民族の身体を自分も持っているなどと、
実感したことはありませんでした。
世界のことばかり考えて、
もう自分は、国などというものからも自由になれるのではないかと、
とんでもない幻想を抱いていたものです。
でも、実際にそれの一部が損なわれてみると、
欠落感は大きく、具体的です。
その後、
さまざまなことが明るみに出て、
この国には、
素晴らしい方がたくさんいらっしゃることもわかり、
非道なことがたくさん行われていることもわかり、
自分で、いろんなことを知って、
あらゆることに責任を持って生きて行くことが必要なのだ、という
本来はもっと前から認識していなければならなかったことに気付き、
自分が、どれくらいのことならでき、どれくらい無力か、
ということも少しずつ見え・・・
なにもかもはできない
では、自分は何をやるのか、何を諦めるのか、
去年くらいからのテーマが、ますます大きくなってのしかかってきています。
何もかも、諦められない自分の、
でも、全てをするにはどうしようもなく無力な自分の、
できることを探しながら、
また一日、歩んでいきます。
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