明日の午前中、オイリュトミーワークショップを行います。2011/07/23 13:51

明日 7月24日(日)午前9時30分から11時40分まで

JR西国分寺駅前の 国分寺市立いずみホール 練習室にて

オイリュトミーワークショップを行います。

詳細については、こちらをご覧ください。

 

オイリュトミーは、生命力の源となる根源的なエネルギーを扱う踊りです。

踊ることで生命力を活性化させ、身心の調和を促します。

 

 


私は以前、年中寝込んでばかりいて、

自分は普通の人の3分の一も生きていないのではないかと思っていました。

オイリュトミーを頻繁にするようになってからは別人のように元気になり、

本当にうれしく思っています。

 

オイリュトミーと出合う前、何人かの鍼灸治療師にお世話になりましたが、

初診の時に、「こんなにひどい身体の人は初めてだ」と言われたり、

しばらく通って少し調子がよくなった頃に、

「いやぁ、初めて会った時には、こんな大変な人を引き受けちゃってどうしようかと思ったんですよ」と言われたり、

「以前診たことがある、末期がんの方の次にひどい状態だ」などと言われたりしていました。

 

オイリュトミーの学校に入学してからは、温熱治療に通い始めました。

普通の踊りとは違うものの、プロのダンサーになるための学校ですから

決して楽なものではありません。

特に、卒業公演の前頃にはスケジュール的にかなりハードな日々をすごし、

その温熱療法の先生にも、

「車で言えば、あなたの体に搭載されているエンジンはもともと、家でじっと大人しくしているのが精いっぱいくらいの馬力しかない。こんな、普通の人でも倒れかねないほどの忙しい生活なんて、出来るはずはないのよ」

と首をかしげられていました。

 

その頃は私も、なぜ自分がそんな風に動けているのか、

よくわかっていませんでした。

でも、今ならわかります。


オイリュトミーでは、言葉の力や音楽の力を身体に流しながら動きます。

つまり、普段私たちがしているように

もともと自分のなかにあったエネルギーを使うのではなく、

私たちをとりまいている「生命力の元となるエネルギー」を、

呼吸するように身体に取り入れ、その力を直接使って動くのです。

宇宙に無尽蔵にあるエネルギーを使うことができるので、

肉体的な力のあるなしには関係ありません。

要は、どこまでそのエネルギーにつながることができるか、

という問題なのです。


むしろ、もともと体力のある方は

自分の力だけを使ってかなりの時間動けてしまいますから、

あっという間に自分の力を使い果たしてしまえる体力のない方のほうが、

体得しやすいのではないかと思っているくらいです。

 

日本語でいえば「気」の世界ですから、

もちろん奥は深く、どこまでも進んでいける世界です。

でも、誰でも持っている「気」のことですから、

初めての方でも、その日のうちにある程度できるようになられます。

自分で、「できている」と思えるようになるのには時間がかかるので、

それまでは、「なんとなく、気分がいいみたい」というくらいの

漠然とした感じだったりするのですが。

 

 

ちょっとご案内だけをするつもりが、

書き始めたら、すっかり長くなってしまいました。

 

震災とそれに続く原発事故の後、

いろいろと調べていくうちに、

これからは、それぞれが

自分自身の生命力を強くしていかなければやっていけない時代が来たのだ、

と思いました。

いまは、少しでも多くの方にオイリュトミーをお伝えすることが、

すぐにも必要な、とても大切なことなのだ、と思っています。

 

そのような思いで、

ワークショップの場を移し、

運営方法を変えることにしました。

出会うべき方々に出会えて行くことを、祈っています。