小さくなかった小さな幸せ(梓)2009/12/16 13:36


このごろ、
日々使うものにこだわるようになってきました。
毎日、見るたびにほんのり嬉しくなる、その積み重ねが、
とても大事だと思うようになったからです。

それで、気に入った手帳を探していました。
予定だけ書き込めればいいので、
できるだけ小さいものがいい、と思っていました。

先月、本体はとても小さいのに書きこむ欄は大きく、
シンプルな手帳を見つけました。

そこまでは条件にぴったりだったのですが、
中のカレンダー部分のデザインが、
私の好みからすると、かなり残念なものでした。

でも、小さいし、書き込みやすいからいいかな、と
買い求めましたが。。。

手帳を開いて、見たり書き込んだりするたびに、
なんだかがっかりするのです。

これから毎日、自分の予定が書きこまれるものです。
見るたびにがっかりしていたのでは、いいわけがありません。

やっぱり買い替えたいと、もう一度探し始めました。
いろんな文房具屋さんを覗いたのですが、
これだ、と思えるようなものはありませんでした。

ところが。。。
諦めかけていたある日、
ふと入ったアンティークショップで、
出会ってしまったのです。

来年の手帳なので、もちろん新しいものなのですが、
ヨーロッパの古い本のような、使い込まれた風合いの
アンティークな外見をしています。
扉は一部二重になっていて、
押さえの部分に軽くマグネットが効いています。

デザインも手に持った感触も、とても気に入りました。

カレンダー部分のデザインもシンプルで嫌味がなく、
さりげない工夫があって使いやすそうです。

ただ。。。
わりとしっかりページ数があって、
書きこむ空間が私には多すぎる、と思いました。
何も書きこまれずに空欄が残っていくのは、いやなのです。


思い描いていたものより、少し大ぶりなのも気になります。
システム手帳ほど大きくはなく、持つとしっくり手になじんで、本当は、その感じも実にいいのですが、
私がほしかったのは、バッグインバッグの中に入れて持ち歩ける、ごく小さくて軽いものでした。


かなり悩みました。

使いこなせない手帳を持ち歩く気にはなれません。

でも、気に入ってしまったのです。

どうしてもほしいと、手と目が言っています。


そのとき、ふと思い出しました。

日記ほどではなくても、その日に起こったことや読んだ本、
見たものなどをちょっと書きつけておくといいかもしれない、と、少し前に考えていたのです。
そのためには、これはちょうどいい大きさです。


と、いうわけで、晴れて購入しました。


とてもささいなことですが、
なんだかとっても幸せです。

来年は、いい年になるに違いない、
という気がしています。


聖夜はDancin’♪2009/12/22 22:20

クリスマスが
近づいてきました。
クリスチャンじゃないけど、
みんなで
楽しくやっちゃえ~!
という日本人のノリは、
個人的には結構好きです。

ただ、恋人と過ごす♪ 
なんていうのばかりが
強調されるのには
ちょっと違和感があって、
今の若い人たちは
大変だなぁ、
と思っています。
私だったら、へそを曲げて
デートなんかしない!
と言ってしまうかも。
だって、こんなに
周り中から
盛り上げられちゃったら、
気恥ずかしくて
素直に思惑通りのクリスマスデートなんて
できないじゃないですか
(見かけによらず(?)あまのじゃくです)。

もうここ何年も、イブの夜は公民館で過ごしています。
希望者が多くて普段はなかなか使えない部屋も、さすがにこの日は空いているので、広々としたところでオイリュトミーの稽古をするチャンスなのです。
(あまのじゃく的には、なかなか気に入ったシチュエーションです)
今年も、ばっちり充実した稽古にしたいと思っています。

体にいい食べもの(2)2009/12/23 23:20

以前、糖質制限食のことを書かせてもらってから
しばらく経ちました。

無事継続しており、体調もけっこういいです。

それをきっかけにいろいろ考え、
さまざまな変化がありました。

 


食べ物でこんなに身体が変るというのが
とても新鮮でしたので、

すっかり味をしめ、
いろんな食餌療法の情報を集め始めました。

ローフード、マクロビオティック、アーユルヴェーダ、
西洋医学・栄養学系、漢方医学系、断食・小食系・・・

実にいろんな種類の食養生法があり、
それぞれに全く逆のことを言っていたりします。

そして、どれもとても説得力があります。

 

途方に暮れてしまいました。

 

いろいろ考えて、

とにかく、身体が喜ぶものを食べよう、
ということにしました。

誰に毒だと言われようが、

自分が、食べたい!と強く思えば、
自分にはいいものなのかもしれませんし、

たとえそれで具合が悪くなっても、
本望と思って諦めもつくというものです。

 

ただ、糖質制限は、
いいようなので続けることにしました。

とはいっても、もともと、

糖質を全く食べてはいけない、
という考え方ではありません。

食後に急激に血糖値が上がってしまうと、
血管や膵臓の負担になる、

ということですから、

精製した白米や小麦粉、お砂糖などでなければ、

少しぐらいは食べても平気です。

ということで、

身体の状態を見ながら、全粒粉のパンや十割そば、

発芽玄米などを少しずつ楽しんでいます。

たまに、魅力的なケーキなどに出会った時は、

ニコニコとおいしくいただいてしまって、

そのあとなるべく身体を動かすようにします。

 

慣れてきたので、一時ほど

妙に豪華な食事になってしまうことも
なくなってきました。

 

糖質をとらなくなって、
味覚が繊細になったような気がします。

野菜本来の甘みなどを
以前よりはっきりと味わえるので、

今までとは全く違う種類の満足感があります。

それと、

身体が喜ぶもの、
ということを念頭に置くようになったせいか、

作るときにも食べる時にも、

食べ物に、
おざなりではなくきちんと向かうようになりました。

そのため、

決して豪華なものではないのですが、

食べる喜びが格段に大きくなりました。

 

それと、
(もう今ではそれが常態になりつつあるのですが)

最初に気付いた一番大きな変化は、

飢餓感がなくなったことです。

以前は、
朝食を食べてもお昼前におなかがすいてしまって、

しかも、空腹だと何も手に付かないくらい、

食欲に振り回されている感じがあったのに、

最近はぜんぜん平気です。

それで、

渇望感からがつがつと、とにかくおなかに詰め込む、

という食べ方はしなくなりました。

 

なんだかとっても、自由になったような感覚です。




愚者の贈り物2009/12/25 23:07

今年のクリスマスは、ちょっとドキドキでした。

私は出無精なので、
用事がない限りなかなか一人で出かける機会がなく、

最近、そのチャンスに恵まれなかったので、

相棒へのプレゼントを用意できなかったのです。

幸い、
今日(
25日!)なら一人で出かける用事があるので、

そこで選ぶしかない、と思っていました。


 

そして今日。

予定通り一人で出かけたのですが。。。

なんと。。。
こともあろうに、
お財布を忘れて出てしまったのです。。。

 

持っていたのは、
たまたま別にあった
5千円札が一枚だけ。

 

さて。

これだけで、どうにかしなくてはなりません。

本当は身につけるものを買いたかったのですが、

1円でもオーバーできないとなると、ちょっと難しいかもしれません。

どうするか。。。

 

悩みながら歩いていると、子供のころ大好きだった、

「みどりのゆび」という本が目に入りました。

以前から、魅力的だな、と思いながら
何となく入れずにいた、小さな絵本屋さんでした。

 

すこし前につれあいが言った、
  「本を贈るっていうのは、
      ちょっと特別な愛情表現だよね」
という言葉を思い出しました。

 

入ってみるとそこは、
宝物を詰め込んだ隠れ家のようなところでした。

入口の近くには、
大人向けの、言葉について書かれた本や、
洒落ていてユーモアもある素敵なデザインを集めた本
などが並んでいて、さらに少し中へ入ると、
ずらっと並んでいたのは、
懐かしい作家や新しい作家の、
まさに宝石のような上質の児童書ばかり。
どれも、しっかりとした信念とセンスで選び抜かれたものであることが伝わってきます。

 

私自身のためなら、どれを選んでも正解だろうと思うほどのみごとな品ぞろえでしたが、

今日は、
夫が喜びそうなものをみつけなければなりません。


幸せな時間を過ごしながらいろいろ考えて、

ブルーノ・ムナーリの「ムナーリの機械」という本と、

ル・グウィンの「ギフト」を選びました。

(本当は「ラウィーニア」にしたかったのですが、
  100円オーバーしてしまうので諦めました)

 

お財布を忘れたおかげで
夢のように素敵な本屋さんと出会い、

とても幸せなクリスマスでした。