この太鼓は 声なき人びとのために叩かれる―SAKTHI(2) ― 2009/11/01 13:01
踊っている彼女たちの目を見たとき、心の奥で、
何かが共振しました。
境遇の隔たりは想像を絶するほどですが、
自分が舞台で踊る時に感じる言葉では説明できない何かを、
この人は確かに感じている、と思った瞬間、
涙があふれました。
直接生命力を揺さぶるようなリズムと音楽、
ドキュメンタリーの一部上映や松居さんの言葉による、
SAKTHIの活動や彼女たちの紹介、
チャンドラさんのインタビューも感動的です。
最後の踊りのイントロダクションとして演奏された、
松居 和さんの尺八(と、一緒に日本人の男性が演奏された難しい名前の楽器)の響きには、そこに込められた深い慟哭と祈りにも似た思いに、魂がどこかへ連れ去られそうで一瞬恐ろしくなったほどでした。
3日の夜に、荻窪の杉並公会堂で最後の公演があります。
ウィメンズプラザはフラットな部屋でしたので足元が全く見えず、残念でしたが、
今度は、きちんとした舞台ですからしっかり堪能できるでしょう。
とても楽しみにしています。
SAKTHIのホームページは、http://sakthi.luci.jp/ です。
(当日券も、用意されているそうです。)
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